サトウキビ栽培の多 い地域としては,熊本県西部から鹿児島県にかけての 第1図 現地調査地域 寺内ら:九州におけるサトウキビ生産と製糖 91 第1表 九州本土で確認された製糖施設とその製糖の概要 1回搾汁量 L 福岡県 朝倉市 2 10月下旬~ 12月中旬 0 市内に少なくとも2つの製糖施設がある。 本格的な生産を実施しているのは構成員5名 のグループで10月下旬~12月すなわち、 (1)自然的条件だけを考慮に入れたサトウキビの 理想的生育地は、①熱帯湿潤-乾燥気候②霜、熱帯 低気圧から免れていること③高い肥沃度、耕運、耕 作が容易な土壌に恵まれている地域―である。 (2)サトウキビ栽培の環境上の制約を克服した結 果、収量(収穫面積当たり収量、砂糖収量)に関わ る甘しゃ農業の理想的な環境は、土壌–水バランス 移住者に優しい町づくり サトウキビで地域興し 7年前、いすみ市に移住してきた人のサポートや、地元住民と移住者の交流を目的として発足した『おもてなしの会』(峰島六郎会長)。 会員は47名で、地元の特産品の開発や普及を目指し、その一端としてサトウキビを栽培して5年が経つ。 サトウキビは花が咲かず自力では繁殖しないので、霜の降りる頃に収穫した フィリピンにおけるサトウキビの効率的生産に向けた動き Br Aec Asean経済共同体 を見据えたブロックファーミングの取り組み 農畜産業振興機構 サトウキビ 栽培地域